音楽の世界へようこそ

ヴァイオリニスト・大倉彰人のオフィシャルウェブサイトです。
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ウィーン伝統の演奏スタイルとロシア音楽教育・ショスタコーヴィチ研究に取り組むなど、ウィーンとロシアという異なる二つの伝統をバックボーンに持つ稀有な感性を持ち備えたヴァイオリニストです。

進学校の高校を卒業後、ウィーンに留学
異色の経歴ですねと問われることがあります。師匠である篠崎史紀氏に弟子入りした時、「クラシック音楽の本場へ行って、実際に空気を吸って香りを嗅いで肌で感じてほしい。だいたいの人が3~4年で帰って来てしまうが、それでは学びきれない。」と言われました。篠崎永育氏も「洋楽ですから環境が大事。本場で暮らせばまた全然違ったものが学べる。指を動かすだけだったらどこでも出来る。でもやっぱり音楽そのものは現地へ行って空気を吸ってこないと。ばりばり指が動いたとして後は何があるのか。やっぱり心が必要です。その人の音はその人の人生の経験の積み重ねから出てくるものですから。」と仰っていました。
昨今は、経験をせずとも動画サイトで著名なアーティストの演奏を画面越しに見て、そっくりに真似る事が出来る時代です。しかし、これで楽譜上の音楽を生きた芸術に昇華させることが出来るのでしょうか。
クラシック音楽を本場ヨーロッパで学ぶということは、単に技術や知識を習得するだけでなく、音楽が生まれた土地、作曲家達が歩いた街に身を置き、音楽の歴史的背景、演奏の伝統、日常に溶け込んだ芸術環境そのものを体感するということです。
世界的に活躍する演奏家の指導のもと、マスタークラスや音楽祭のカリキュラムが整っており研鑽を積むチャンスが多く、ウィーンフィルなど世界最高峰のオーケストラやオペラを身近で日常的に聴くことが出来ます。
留学は早い方がよい。幼子が母語を獲得するのと同じく、若い時は多くのことをスポンジの如く吸収し、作曲家が感じていたものを本能的につかみ取ることが出来るといわれます。
言語獲得の7年同様、私は7年間ウィーンで過ごしました。この留学が帰国後の演奏活動の強みになっています。
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引用:弦楽専門誌ストリング2006年7月号